the eating & lives in TAKASHIMA
雪に覆われた針畑の風景
雪に覆われた針畑の風景
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  • 「ぎょうれつ本舗」が目指す3つのこと
  • 1.支えあってともに暮らす
  • 2.“ひと”と“もの”をつなぎあわせる
  • 3.自分で選んで買う喜びをとどける
「ぎょうれつ本舗」発起人
「ぎょうれつ本舗」発起人の田村きよ美さん(左)とMIZU cafe cocco店長の谷口まゆみさん(右)
お惣菜の調理風景
お惣菜の調理風景、一つ一つの仕事を丁寧に行います
テキパキと開店準備をする
テキパキと開店準備をする店員さん
雪道を縫って集落を目指します!
雪道を縫って集落を目指します!

真っ白な雪に覆われた山あいの集落に、楽しげな音楽と「毎度おなじみ、ぎょうれつ本舗でございます…」という元気な声が聞こえてきました。公民館の前に停まったペンギンマークの移動販売車には、その声に誘われるように一人、また一人と集落の人たちが集まってきます。トラックの扉をテキパキと開くとみるみるお店が開店。手作りのパンやケーキ、様々なお惣菜、市内で作られた野菜、卵、お豆腐、こんにゃく…そして日用品やお菓子などなど。集落の人たちは商品を眺めながら店員さんと仲良くおしゃべりし、買い物し、楽しいひとときを過ごします。

広い高島市にはまちのお店まで遠く、買い物に行くのが大変な地域がいくつもあります。移動商店街「ぎょうれつ本舗」はそんな地域の人のお買い物を支援するサービスで、家にこもりがちな高齢の方々の交流の機会となり、見守りにもつながっています。この移動販売を運営しているのは「社会福祉法人虹の会」のみなさん、そして店員さんの半分は、障がいのある方たちです。

「ぎょうれつ本舗」を立ち上げた田村きよ美さんは、「障がいのある人たちが普通に暮らし、普通に働ける地域にしたい。」という思いで「社会福祉法人虹の会」を立ち上げました。「社会福祉法人虹の会」ではさまざまな障害を持つ方々にその方にあった仕事を提供しています。また高島市は人口の減少も大きな課題です。「過疎高齢化で小さい集落の店は閉店し買い物に苦労するお年寄りがたくさんいるし働ける人の数も目に見えて減っている」障害を持つ方の仕事と過疎化、その2つの接点を考えた結果「私たちが販売に行こう!」と思ったそうです。障がいのある人と地域の人がともに支えあい、暮らしやすい地域づくりがはじまりました。

また田村さんと一緒に「社会福祉法人虹の会」を支える谷口まゆみさんは「社会福祉法人虹の会」が運営する「MIZU cafe cocco(ミズカフェ コッコ)」の店長も務め、田村さんとローテーションして「ぎょうれつ本舗」で地域を回ります。「販売に行った先で旬の果物や野菜などを分けていただいたり、メニューや調理方法のヒントをもらうんですよ。」とおっしゃいます。ただ商品を届けるだけではなく、“ひと”や“もの”がつながり新しい形になって流通する、そんな仕組みをつくることもこの取り組みの大事な役割となっています。


ライター

西川 唱子
2008年、琵琶湖の対岸の彦根市より縁あって高島市に移住。「NPO法人結びめ」にて滋賀県・高島市への移住促進や、集落振興などの業務に携わる。現在は“たかしまの未来を創るシゴトおこしプロジェクト”を推進する「高島地域雇用創造協議会」と「結びめ」を兼務。高島で出会う人や文化の魅力を多くの人に伝え、繋げるために、大好きなデザインや文章で表現したいと考えています。(安曇川町在住)

カメラマン

三上 紀顕
1940年山口県生まれ。職歴は建築設備士、健保職員。滋賀に来て47年になります。私が本格的に写真を始めてから46年になります。大阪のプロ写真家に師事し基礎から学びました。今私の得意としているのは風景写真です。特に撮影している範囲は高島市内です。写真も奥が深くまだまだ道半ばです。(安曇川町在住)

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