the eating & lives in TAKASHIMA
谷口さんと家本さんの楽しい会話が続きます
谷口さんと家本さんの楽しい会話が続きます
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  • 「ぎょうれつ本舗」3つのやりがい
  • 1.待っている人たちが居ること
  • 2.スタッフが成長していけること
  • 3.かかわるみんなに元気が生まれること
お買い物を楽しむ家本さん
生杉(おいすぎ)集落にて、お買い物を楽しむ家本さん
常連の男性が来てくださいました
平良(へら)集落では常連の男性が来てくださいました
古屋(ふるや)集落の休憩所の前
古屋(ふるや)集落の休憩所の前で
桑原集落での販売風景
桑原(くわばら)集落での販売風景

「ぎょうれつ本舗」が巡回するルートは幾つか有りますが、1つのルートは月に2回程巡回します。取材の当日は針畑地域の山間を通る1本道に点在する集落を訪ねて周りました。最初に伺ったのはこのルートの中でも一番奥地に位置する生杉(おいすぎ)の集落。スタッフがトラックの扉を開けて開業準備が出来た頃、常連の家本さんが「ぎょうれつ本舗」の車を目指して徐雪された道路をてくてく歩いて来てくれました。「雪の中、来てくれて助かるわ。」「元気にしてはった?」と世間話に花が咲きます。お気に入りのちらし寿司の他にお菓子も買って、そしてまた谷口さんと楽しそうに立ち話が始まります。ニコニコしながらお話しされる家本さんの表情がとても印象的でした。その後も狭い雪道を進みいくつもの集落を訪ねてゆきます。

谷口さんと一緒に巡回している「社会福祉法人虹の会」のスタッフさんも、もともと接客なんてしたことが有りませんでした。障がいを持たれていることで人と接することも得意では有りませんでした。しかし「ぎょうれつ本舗」をはじめるために挨拶や接客を何度も何度も研修しました。はじめは上手くいかないこともいっぱいありました。それまで障がいのある人に接することがなかった地域の人たちが、びっくりして来てくださらないこともありました。でもその素直で一生懸命な姿に集落の方々も関心し、今ではなくてはならない存在になっています。「来てくれて助かるわ」「賑やかにしてくれてうれしいわ。」「ありがとう。また来てや。」と言ってくださるようになりました。地域の人のお役に立ち、支えられ、働く喜びを感じる。また行きたい!とイキイキ働き、障がいのある人たちが成長されていくことが「ぎょうれつ本舗」の推進力です。

最近「ぎょうれつ本舗」は地域を回るだけでなく、地域の高齢者サロン(茶話会)やデイサービスセンターに呼んでいただくようになりました。お家にこもり交流の場に出て来る高齢者の方が減っているそうです。「ぎょうれつ本舗」の地道な取り組みは多くの人には知られていませんが、静かに染み込むように変化を生み出していました。


ライター

西川 唱子
2008年、琵琶湖の対岸の彦根市より縁あって高島市に移住。「NPO法人結びめ」にて滋賀県・高島市への移住促進や、集落振興などの業務に携わる。現在は“たかしまの未来を創るシゴトおこしプロジェクト”を推進する「高島地域雇用創造協議会」と「結びめ」を兼務。高島で出会う人や文化の魅力を多くの人に伝え、繋げるために、大好きなデザインや文章で表現したいと考えています。(安曇川町在住)

カメラマン

三上 紀顕
1940年山口県生まれ。職歴は建築設備士、健保職員。滋賀に来て47年になります。私が本格的に写真を始めてから46年になります。大阪のプロ写真家に師事し基礎から学びました。今私の得意としているのは風景写真です。特に撮影している範囲は高島市内です。写真も奥が深くまだまだ道半ばです。(安曇川町在住)

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