the eating & lives in TAKASHIMA

第18話 冬の森の教室
〜ジビエが焼けた②〜
【 マキノ 】

【画像】初めての鹿肉、お味はいかが
初めての鹿肉、お味はいかが
0
  • 冬のキャンプの3つの楽しさ
  • 1.仲間や家族の親密感
  • 2.旬のジビエ
  • 3.月明りと静かな時間。雪があるとさらに美しい。
【画像】鹿の肩ロースは脂身なし!
鹿の肩ロースは脂身なし!
【画像】贅沢素材 新鮮な鹿肉BBQ【画像】
贅沢素材 新鮮な鹿肉BBQ
【画像】赤いジャケットの前川さんと、肉を焼く後路さんとお友達家族
赤いジャケットの前川さんと、肉を焼く後路さんとお友達家族
【画像】2つの家族が一緒に過ごす
2つの家族が一緒に過ごす

夏のレジャーといえばキャンプ!しかしこの日は冬のただ中・・・実はこのところ雪の中でのキャンプが密かに流行りはじめている。ここマキノ高原は日本海側の気候の影響を受け毎年1月~2月にかけては雪に覆われる。今回はマキノ高原の支配人の前川さんを頼りに、大阪の箕面のキャンプ場の支配人の後路さんがお友達を連れて雪の中のキャンプをするためにわざわざやって来てくれた。ところが今年はかつて無い暖冬だったため残念ながらほとんど雪が無かった。しかしそれはそれで小春日和のようなうららかな冬の日のキャンプもまた楽しい。

いつもキャンプを共にする2つの家族はテントの中にリビングのようなスペースをつくり時間と空間を共有する。メンバーそれぞれが役割を果たしての共同作業。家族仲を深めるにはうってつけのイベントだ。冬のキャンプは虫がいないのでしっかり防寒をしておくとむしろ快適だったりする。ピン、と張り詰めた空気に親密な時間が流れる。しん、と静まり返った高原。夏のキャンプが動なら冬のキャンプは静だ。もし雪があったら雪を使っていくらでも楽しめる。

 テントの準備が整ったらお待ちかねのBBQ。木枯らしも舞って、おこした火が愛おしい。今回のメインディッシュは猟師の小川さんにおすそ分けしていただいた新鮮な鹿肉だ。こんなに新鮮な鹿肉が食べられるのも冬のマキノのキャンプゆえの醍醐味だ。手早く処理された鹿肉は臭みがなく、脂身も少ない。さて、初めての鹿肉はどんなお味?実は普段ほとんど肉を食べないという子供達が実に美味しそうに鹿肉を食べている。これにはご両親もびっくりした様子。お肉の脂が苦手でも食べられてしまうようだ。ちょっと出来過ぎたような話だが脚色はない。鹿肉の魅力はこんなところにもあったのか。

 月明りに照らされた冬の夜は幻想的ですらある。寒さも手伝いみんなが寄り添っていると普段感じられない親近感が湧いてくる。家族がお互いを再確認する大事な時間。冬のキャンプは自然の厳しさも実感できる、だからこそ自然への畏怖や敬意も生まれるのかもしれない。


ライター

太田 彩
長崎県佐世保市出身。なぜ高島に来たのかと尋ねられると「成り行きです。」田舎すぎず都会すぎず、湖ばかりでなく山ばかりでなく、何かとバランス感覚に優れた高島に惚れ、地域おこし協力隊に。活動集落内では人生の大先輩たちに囲まれ、「変わる勇気」と「変えない努力」を学ぶ日々を過ごしています。

カメラマン

春山 太郎
今津に住んで46年、カメラ歴約20年。15年前に自動車タイヤ部品販売会社を退職してからは湖西フォトクラブ会員となり風景やネイチャー写真を撮り歩いています。今津山上会(高島トレイル・近江坂古道整備)、今津ガイド勉強会(街中案内)、ヴォーリズ今津郵便局の会等のボランティア活動もしています。(今津町在住)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA