the eating & lives in TAKASHIMA

第18話 冬の森の教室
〜ジビエが焼けた③〜
【 マキノ 】

【画像】2人が大きくなったらいつか思い出すかな?
2人が大きくなったらいつか思い出すかな?
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  • 冬の森の3つの学び
  • 1.木の能力
  • 2.水の力
  • 3.冬でも森は生きている
【画像】この枝の匂いかいで見て!
この枝の匂いかいで見て!
【画像】元気に山登り
元気に山登り
【画像】前川さんの山のガイドはみんなをどんどん引き込みます。
前川さんの山のガイドはみんなをどんどん引き込みます。
【画像】くろもじの枝でハーブティー
くろもじの枝でハーブティー

ただ何もせず一日森の中で過ごすだけでも、なんだか楽になる力を森は持っている。しかし冬の山や森の中で楽しさを見つけ出すことは、初心者にはちょっと難しいかもしれない。もっともっと楽しみたい!と思いたったその時は、山の専門家の話しを聞くと今まで見過ごしていた枯れ枝にもたくさんの学びが有ることに気付く。子どもも大人も関係なし。一見何も無いように感じる冬の森もしっかりと生きている。そこには自然の知恵が凝縮されている。まさに森の教室だ。

冬の森を子供達と一緒にガイドしてもらい絵本の世界を想像してみた。まだタイトルも無いし絵も描けていないがそんな世界を感じてもらいたい。

冬の森に分け入ってみよう。なかなか踏み入れることのない不思議な世界に。
冬の森は空がスカッと見えるよ。秋まで木陰を作っていた葉っぱが落ちちゃってるからね。でも大丈夫、幹を触ってごらん。ほんのり暖かいのがわかるかい?こうやって春になるまで栄養を蓄えているんだよ。日差しが柔らかい季節になったらまた新たな芽吹きを見せてあげる。そうそう、疲れたときは枝でお茶を煎れてみて。ほんのり薫る木の香り。風邪薬の匂いかも。木肌で僕らを見分けてごらん。
滝はずっとざぁざぁ落ちる。てっぺんから山裾まで。ゴツゴツ岩も丸くしちゃうんだ。積もった雪もなんのその。冬の水は温かいからね。雪のトンネル作ったよ。反対に夏の水は冷たいぞ。伏流水って言うんだって。木の中にあって、土の中にあって、空気の中にあって。僕たち水は、山のいろんなところでかくれんぼしてるんだ。
冬の森はいつもに比べりゃ静かだけど、ちゃんと生きていること、わかってくれたかい?僕らのことをどう表現するかは、君たちの感性次第だよ。さぁ、いつでもいらっしゃい。森はいつでもそこにある。


ライター

太田 彩
長崎県佐世保市出身。なぜ高島に来たのかと尋ねられると「成り行きです。」田舎すぎず都会すぎず、湖ばかりでなく山ばかりでなく、何かとバランス感覚に優れた高島に惚れ、地域おこし協力隊に。活動集落内では人生の大先輩たちに囲まれ、「変わる勇気」と「変えない努力」を学ぶ日々を過ごしています。

カメラマン

春山 太郎
今津に住んで46年、カメラ歴約20年。15年前に自動車タイヤ部品販売会社を退職してからは湖西フォトクラブ会員となり風景やネイチャー写真を撮り歩いています。今津山上会(高島トレイル・近江坂古道整備)、今津ガイド勉強会(街中案内)、ヴォーリズ今津郵便局の会等のボランティア活動もしています。(今津町在住)

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