the eating & lives in TAKASHIMA

第22話 法事料理でおもてなし
~浦の集落が守って来た器と料理①~
【 マキノ 】

浦の仲良しさん
浦の仲良しさん
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  • 浦の集落3つの優しさ
  • 1.山に囲まれた盆地の風景
  • 2.自然との生活
  • 3.集落みんなの助け合い
地福庵から望む風景
地福庵から望む風景
大事に育てた、とっておきキュウリ
大事に育てた、とっておきキュウリ
浦の知恵袋 えみちゃん
浦の知恵袋 えみちゃん
さて、たんと腕を振るいましょう
さて、たんと腕を振るいましょう

国道161号線から県道287号線へ。左右に田畑を望み進んだ山の麓に浦の集落はある。普段は外から人の来ることの少ない浦では、心なしか時の流れがゆっくり。なんとも心穏やかに過ごすことのできる集落だ。

小高い丘に建つ寺・地福庵から見渡す景色は、まるで水彩画のよう。若草色や常盤色、黄金色など多彩な色が四季を通じて人々を和ませてくれる。寺で執り行われる一切のことは全てめでたいことだそうだ。この世に生を受けたこと、誰かと結ばれたこと、そして生を立派に全うしたこと。地福庵がこのような見晴らしのいい場所にあるのは偶然ではないだろう。

そんな集落での生活は、自然との対話。晴れれば働き、暑けりゃ休む。野菜ができれば近所で分け、できなければ来年のお楽しみ。常にお天道様の気の向くまま。どうしたって敵うことのない相手なのだから仕方がない。

だから人々は自然の中で生き抜く知恵を身に着けた。山菜は春のうちに採って干し、野菜は漬物にする。ギンナンは秋のうちに地面に埋め、来る冬を待つ。そうして身に着けたとっておきの知恵は、みんなとの助け合い。持ちつ持たれつ、賑やかに。楽しいってことは、何にも勝る元気の秘訣だから。そうやって集落で生き抜いてきた方々が作る、とっておきのおもてなし料理。とくとご堪能あれ。


ライター

太田 彩
長崎県佐世保市出身。なぜ高島に来たのかと尋ねられると「成り行きです。」田舎すぎず都会すぎず、湖ばかりでなく山ばかりでなく、何かとバランス感覚に優れた高島に惚れ、地域おこし協力隊に。活動集落内では人生の大先輩たちに囲まれ、「変わる勇気」と「変えない努力」を学ぶ日々を過ごしています。

カメラマン

坂井田 智宏
名古屋市から高島市朽木に移り住んで、10年目を迎えています。移住前に1年間の山村ボランティアを経験しており、同期でその活動していた妻と、3人の子ども達に囲まれ、地域の方々に温かく接していただき、暮らしを楽しんでいます。 普段から、勤めている観光協会やプライベートで、様々な写真を撮ります。まだまだ未熟な腕前ですが、触れたくなる、食べたくなる、生で感じたくなるような画が撮れたらと思っています。
太田 彩
長崎県佐世保市出身。なぜ高島に来たのかと尋ねられると「成り行きです。」田舎すぎず都会すぎず、湖ばかりでなく山ばかりでなく、何かとバランス感覚に優れた高島に惚れ、地域おこし協力隊に。活動集落内では人生の大先輩たちに囲まれ、「変わる勇気」と「変えない努力」を学ぶ日々を過ごしています。

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