the eating & lives in TAKASHIMA

第23話 茄子3兄弟
~美味しいからみんなつながる①〜
【 高島 】

茄子3兄弟(左から賀茂茄子、千両茄子、水茄子)
茄子3兄弟(左から賀茂茄子、千両茄子、水茄子)
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  • 平井さんの3種の茄子
  • 1.千両茄子
  • 2.賀茂茄子
  • 3.水茄子
成長具合を見極めて収穫
成長具合を見極めて収穫
焼いても煮てもおいしい
焼いても煮てもおいしい
生産者の平井良行さん
生産者の平井良行さん
ツヤツヤの茄子達
ツヤツヤの茄子達

「農業でなぜメシが食えないのか?実験してみようと思ったのが農業をはじめたきっかけのひとつですわ。」よく日に焼けた素敵な笑顔で、茄子生産者の平井良行さんは快活に話して下さいました。

茄子を作り続けて20年、もともとは農協にお勤めになられていて、退職を機に自らも農業をはじめたそうです。しかしなかなか思い通りの茄子が出来ない。自分の思うような茄子が出来るようになったのは、ここ6,7年とのこと。当初、市場に出すつもりだったそうですが値段がつかず、とにかくあらゆる卸先を調べているうちに京都のお漬物屋さんに需要があることが分かり、自ら何度も足を運び販路として開拓されたそうです。そして今ではなんと、t(トン)単位で卸しているとのこと!お漬物の消費量そのものは減っているそうなんですが、生産者も減ってしまいむしろ良い野菜の供給が足りないそうです。四季のある日本では、「あ~、この時期になるとあれを食べたくなるなぁ。」っていうものが沢山あると思いますが、茄子のお漬物も、そんななくてはならないもののひとつのように思います。

茄子が植わっている畝(うね)と畝の間を見ると、水路のようになっています。雨が溜まったのかと思い伺ってみると、あえて農業用水を引いてきて循環させているとのこと。良い茄子作りには、こんなにも水が欠かせないのかということを初めて知りました。農薬をほとんど使わない平井さんの畑の両側には、虫よけのために「ソルボ」という丈の高い植物も植えられていました。虫が飛んできてもそこで留まるため茄子まで来ないそうです。また、選んだ実にのみ栄養を行き渡らせるためには、劣性の実を取り除き、余分な葉を落とし、実にしっかり日の光を当てなければなりません。実の出来具合が左右されるその作業だけは人に任せることはなく、必ずご自身がされるそうです。平井さんの愛情と高島の太陽と水と土の恵を受け、千両茄子、加茂茄子、水茄子の茄子3兄弟はすくすくとツヤツヤに育っていました。


ライター

足立 信子
「なんか、面白そう!!」それが、取材メンバーに参加させていただいたきっかけです(笑)。和歌山県那智勝浦町出身。高校卒業後、京都で就職。結婚を機に夫の暮らす高島に来て、高島市民8年生です。「行ってみたいな♪」と思うところがまだまだたくさんあり、もっともっと高島のことを知りたいと思っています。そして、これからは、「高島って、こんなにええとこなんやで!」「案内するし来て!」と、私自身が感じた高島のよさを紹介していきたいと思います。2015年4月から心理カウンセラーとして市内で活動開始しました。 これから取材でお伺いすることがありましたら、ざっくばらんに「ふだんのくらし」についてお話を聞かせていただけたらと思います。どうぞよろしくお願い致します。

カメラマン

三上 紀顕
1940年山口県生まれ。職歴は建築設備士、健保職員。滋賀に来て47年になります。私が本格的に写真を始めてから46年になります。大阪のプロ写真家に師事し基礎から学びました。今私の得意としているのは風景写真です。特に撮影している範囲は高島市内です。写真も奥が深くまだまだ道半ばです。(安曇川町在住)

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