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第25話 鯖街道と花火
~地子原集落の夏の1日①〜
【 朽木 】

1章 地子原集落3つの魅力
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  • 地子原集落3つの魅力
  • 1.地子原「日吉神社」の森の台杉の巨木群(5本くらい)
  • 2.明護坂(みょうざか)の古道
  • 3.夏の山にこだまするお盆の打ち上げ花火
地子原の日吉神社
地子原の日吉神社
キッチンでお料理する文代さん
キッチンでお料理する文代さん
古民家を改修した海老澤邸
古民家を改修した海老澤邸
海老澤秀夫さん
海老澤秀夫さん

地子原(じしはら)は朽木の中心部、市場地区から、車で10分ほどの山あいの集落です。安曇川支流の北川沿いに日当たりのよい田園が広がり、山と田んぼの間に五つの子字(こあざ){立戸(たっと)、向所(むかいじょ)、中在家(なかざいけ)、谷所(たにじょ)、打明(ひらき)}が点在しています。

今日は8月15日、お盆。いつもは静かな山村もこの日ばかりは家々に若い世代が帰省し、弾む声があちこちから聞こえてきます。毎年やってくるこの日のために、地子原の老師(?)たちはとっておきのイベントを準備しました。その名も「お帰りなさい故郷(ふるさと)花火サロン」。この小さな村を未来につなぐ大きな花火があがります。

日本中のたくさんの村と同じように、ここ地子原でも若い世代が村を出ていく傾向にあり、子どもが少なくなってきています。一方で豊かな自然やあたたかい集落のつながりに惹かれ、移り住む人たちも居ます。「お帰りなさい故郷(ふるさと)花火サロン」はそんな地子原の「現」住民のみなさんが、この地域の未来を想い、企画した交流会です。

「花火サロン」を運営する地子原区福祉推進委員の一人である海老澤秀夫(えびさわひでお)さんは、20代の時に関東地方から高島市に移ってきました。地子原の古民家を改修して家族で移り住み、はや23年。奥さまの文代(ふみよ)さんと一緒に自然とつながる暮らしを忙しんでいます。秀夫さんは森林体験などの分野で、文代さんは地域福祉などの分野で、高島市内各地で活躍されています。

地域の暮らしや文化、そこに伝わる知恵や技を大切に思い、受継ぎ、実践する2人は、地子原にずっと暮らしてきた長老の方々からも積極的に話を聞き、様々なことを学び、暮らしの中で活かしてきました。そしてそんな地域の宝物を次の世代につないでいきたい、ここを元気に守っていきたい、と集落の人たちと一緒に村づくりの取組みをしています。


ライター

西川 唱子
2008年、琵琶湖の対岸の彦根市より縁あって高島市に移住。「NPO法人結びめ」にて滋賀県・高島市への移住促進や、集落振興などの業務に携わる。現在は“たかしまの未来を創るシゴトおこしプロジェクト”を推進する「高島地域雇用創造協議会」と「結びめ」を兼務。高島で出会う人や文化の魅力を多くの人に伝え、繋げるために、大好きなデザインや文章で表現したいと考えています。(安曇川町在住)

カメラマン

高村 洋司
1965年生まれの50歳。 成人式の当日は他人の振り袖撮影助手していた・・と書くとその道30年以上のベテランみたいになるのですが3年ほどは写真と関係のない仕事をしていたこともあります。結局戻ってしまい現在に至ります。今住んでいるマキノの家は2006年頃から手を付け始め、住めるようになったのは3年程前。大工仕事やメカニックが本業だと思われているフシもありますが違いますのであしからず。

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