the eating & lives in TAKASHIMA

第27話 カヌーでピクニック
~家族で作るささやかで満ち足りた日々②〜
【 安曇川 】

静かな湖面を進みます
静かな湖面を進みます
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  • カヌー3つの楽しみ方
  • 1.自分で作る
  • 2.自然の音に囲まれた静かな時間を楽しむ
  • 3.強い風が吹いたら筋力トレーニング
薄い板の小口の角度を合わせる作業
薄い板の小口の角度を合わせる作業
3次曲線に沿わせて板を張り合わせる作業
3次曲線に沿わせて板を張り合わせる作業
カヌーピクニックの準備完了
カヌーピクニックの準備完了
琵琶湖とカヌー
琵琶湖とカヌー

1)自分で作る
崇さんは、移住当初からカヌーを自分で作ってみたいと思っていたそうです。しかし木造のカヌーづくりなんて、いきなり素人に出来るものではありません。ところが、高島には素晴らしい木造のカヌーを作っているボートビルダーの俣野さんがいらっしゃったので、あっさり夢が叶ってしまいました。
今回のカヌーづくりは自身が山で切り出した直径が60cmくらいの立派な檜(ひのき)。この木を伐り倒したとき「この木でカヌーが作りたい」と思ったそうです。何かをやりたい!という具体的な思いを持ってアンテナを張っていると自然と繋がってしまう。地域コミュニティの出会いを活かすかどうかはその人次第なのだと思いました。

2)自然の音に囲まれた静かな時間を楽しむ
大阪ではレコードショップで働き、バンドを組んでいた崇さん。自ら「音楽バカ」と言うくらい、音楽には思い入れのある方ですが、琵琶湖畔でカヌーに乗りながら、耳に響く自然の音は、音楽と同じように心に響くものです。
実際にカヌーに乗ってみるとわかるのですが、木製のパドルを湖面に潜らせる音と、舟が水を割って、前へ進む音、遠くで名前も知らない鳥が鳴き、遮るもののない大きな青空がその全ての音を吸い込んでいきます。こんな時間は、高島に住んでいても、簡単に味わうことのできない非日常のひと時です。(カヌーさえあればいつでも味わえますが!)
取材の当日は、17フィート(約5m)のウッド・キャンバス・カヌーを使いました。湖面に近い場所から見える景色は、まるで水鳥の目線になったような不思議な感覚になります。2歳の青ちゃんも全身でこの環境を感じ取っていたのではないかと思います。

3)強い風が吹いたら筋力トレーニング
海に比べて波が少ない琵琶湖でも、強い風が吹けば大変です。それが向かい風ともなるとパドルを漕いでも漕いでも前に進まないということになりますし、追い風でもそれが向かいたい方向ではないと方向修正が大変です。
実際に取材の当日も帰りに少し強い風が吹いて、崇さんは「筋トレだった」と苦笑していました。青ちゃんが大きくなった時、家族3人でカヌーに乗っていた時間が大切な思い出の時間になっているのではないかと思います。今度は、ぼくも娘を連れてカヌーに乗りたい!と感じていることに気がつきました。


ライター

原田 将
2010年、都市農村交流や田舎体験施設の運営などを行う「NPO法人結びめ」のシゴトに出会い、思い切って家族で移住。現在は、高島市内の市民活動団体を支援する「たかしま市民協働交流センター」と「結びめ」を兼務。娘2人と過ごす時間が至福。最近購入した一眼レフで、娘たちの「今」を写真に残そうとカメラ勉強中。(安曇川町在住)

カメラマン

古田 絵莉子
高島市今津町出身。2001年よりハワイへ留学し、その後ウエディングフォトグラファーとして活動。2015年12月に完全帰国し、再び高島市へ。LIFETIME PHOTOGRAPHYとして、家族や仲間ではないけど、それに近い存在で、ファインダーを通してお客様の人生の幸せな大切にしたい瞬間をカタチに出来ればと思い活動中。 住み慣れた高島市を1度離れた事で、当たり前だった自然いっぱいの景色や、綺麗な空気、美味しいお水、お米、お野菜などのありがたみを改めて感じる事が出来ました。私の持つ写真の技術で、何か力になれるものがあるならと思い、立候補させていただきました。取材へ行く度に、私の知らない場所や出会いがあり、『次はどんな取材なんだろう?』とお声がかかるのを楽しみにしています。この素敵なプロジェクトとの出会いに感謝です。 (今津町在住)

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