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第30話 高島の酒【吉田酒造】
~食と酒のマリアージュ②〜
【 マキノ 】

お酒造りは科学。超理系ですよ!と説明してくださる吉田さん
お酒造りは科学。超理系ですよ!と説明してくださる吉田さん
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  • 吉田酒造の酒づくり3つの特徴
  • 1.料理との相性を考えた味づくり
  • 2.米の生産者と消費者と共に歩む
  • 3.風景を想起させる銘柄
酒蔵の中を丁寧に案内してくださいました
酒蔵の中を丁寧に案内してくださいました
発酵が進む桶の中
発酵が進む桶の中
明治10年創業の吉田酒造の店構え
明治10年創業の吉田酒造の店構え
おおらかなご主人の人柄がお酒の味にあらわれているよう
おおらかなご主人の人柄がお酒の味にあらわれているよう

1、料理との相性を考えた味づくり
「清酒のソムリエ」の吉田さん。地域の良さを生かし、すべてと調和するお酒づくりに励みます。美味しいお酒を造るのは当たり前。それだけではなく、作ったお酒がどんなシチュエーションでどんな料理とともに飲まれるのか?お酒は、料理と楽しんでもらうもの。料理とお酒の相性を考えて、いかに楽しく飲んでもらえるかを思い浮かべて酒の個性を際立たせた酒作りをするそうです。酒のあるシーンすべてをプロデュースしたいと熱く語ります。海津の吉田酒造でお酒を買う時に、運よく店主に出会ったら、是非いろいろ聞いてみてください。「このお酒はこんな器で、これくらいの温度で、今の季節だとこういう料理と合わせると美味しいですよ」と教えてくださいます。

2、米の生産者と消費者と共に歩む
吉田さんは、地元のお米を使い、地元の農家の方とWin & Winの関係を大事にしたいとおっしゃいます。お米作りは春から秋に行うもの。酒造りは冬に行うもの。お互いが協力し、共存共栄し、高めあえるように。それぞれのもの作りがお互いを思って努力しておられます。そうして作られたお酒を消費者が美味しく飲んでくださる三方よしの関係作りを何よりも大切にしていらっしゃいます。最近では地元で日本酒を飲む人は減少傾向に有りますが、それでもマキノの方々は冠婚葬祭には必ず吉田酒造のお酒を持って行かれる習慣は未だに健在のようです。

3、風景を想起させる銘柄
吉田酒造で取り扱う日本酒の銘柄。どれも、ネーミングが地元密着型です。それは、創業以来ずっと、常に地元住民に愛されてきたお酒だからです。吉田酒造の看板商品「竹生嶋」はマキノの湖岸から見える竹生島をそのまま銘柄にしています。日本さくら名所100選に選ばれる海津大崎の桜をイメージした「花嵐」。竹生島に茂る緑が湖面に浮かぶ様子をイメージした「緑樹影」。今回取材させていただいた平井さんのお米を使っている「かじや村」は平井さんのお住まいのある地域が古くは「鍛冶屋村」と呼ばれていたからとのこと。どれも地元愛が詰まった名前で、吉田さんのロマンチックな一面がうかがえます。


ライター

岩城 美穂
大阪府高槻市出身。若い頃は都会に憧れ、大阪市内に住む。子どもが生まれ、環境の良い所でのびのびと育てたい!と一発奮起。2000年に、夫と当時1歳と生まれたばかりの2人の子ども、家族四人で親戚も知り合いもいない高島市に思いつきで移住。家族でのびのびし過ぎ、子ども五人に増えました(笑) 7人家族になった現在は、家事育児を楽しみつつ整理収納アドバイザーとして自由に働く傍ら、市民活動やキリスト教会の奉仕活動など、「頼まれたらとりあえずやってみる」精神でいろいろな事に挑戦中。今回、ライターとして少しでも高島の魅力を伝えられたら、と思います。

カメラマン

三上 紀顕
1940年山口県生まれ。職歴は建築設備士、健保職員。滋賀に来て47年になります。私が本格的に写真を始めてから46年になります。大阪のプロ写真家に師事し基礎から学びました。今私の得意としているのは風景写真です。特に撮影している範囲は高島市内です。写真も奥が深くまだまだ道半ばです。(安曇川町在住)

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