the eating & lives in TAKASHIMA
Zund耕園の小野原さんご夫婦 中世の宗教画のような構図
Zund耕園の小野原さんご夫婦 中世の宗教画のような構図
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  • Zund耕園が目指す農業3つの柱
  • 1.ぐうたら農法のすすめ
  • 2.思い込みを捨てる
  • 3.未知への挑戦
食用ホオズキの実をチェック
食用ホオズキの実をチェック
グリーンゼブラ
グリーンゼブラ
黒長大根
黒長大根
手前は開拓者の一人田中さん 菊芋の花の前で
手前は開拓者の一人田中さん 菊芋の花の前で

平野部から急勾配を車でぐんぐん登ると高原のように急に視界が広がります。一章の舞台はちょっと不思議な場所、安曇川町泰山寺。ここは1500年も昔の古墳が見つかった場所、またこの台地だけが火山灰土で出来ていて平野部と土の種類が違うそうで、その理由も分かっていません。そして終戦後、国の政策で開墾が進められた開拓地でもありました。しかし交通が不便な時代には、この地の開墾は困難を極めたそうです。酸度の高い火山灰土、密生する木々、水源の確保、冬の積雪など沢山の壁と立ち向かってきた方々の努力があって、今の恵まれた農地が作られました。

この泰山寺の開拓者の一人でもある尊敬すべき人生を歩まれた田中さんと田中さんから土地を借りて、ご夫婦で農園をされているZund耕園さん。 お二人のユニークさは名前からも溢れています!!ずんどこずんどこ♪。

栽培されているのは聞いたこともないような、異国の野菜たち、むしろ知っている野菜がほとんど無い!でもユニークなのはその種類だけではありません。 農園を案内してもらいながら、一種類ずつお話を伺っていると、何度か出てくるフレーズが。「いやー、もうだめだと思ってたら、勝手に復活してきました。」「勝手にこんな所に生えてきちゃって。」 勝手に!? 私の農業のイメージは、どれだけ自然とうまく付き合いながら手を掛けてあげられるか。ハーブのように「勝手に」という単語が当てはまるものもあるけれど、まさかプロの生産者さんから聞くとは・・・ しかしこれはただの「ぐうたら」ではないのです!「ぐうたら農法」という言葉があるくらい、「ぐうたら」という言葉にはれっきとした信念があるのです。 まず、化学的な農薬や肥料は使わないという信念があります。また、それぞれの野菜は野菜自身に備わっている本来のエネルギーがあり、その独自の力で育つ方が美味しい野菜になると考えられているとのこと。

思い込みをひっくり返すことは他にも。 果たして一年草と言われている植物は本当に一年でおしまいなのか? コールラビは茎の上だけ切ると、どんどん新芽が出ました。 大根は蕾や葉だけを食べれば、また伸びてきました。あるいは、野菜は根から葉っぱまでまるごと食べられないのか?大根は葉も食べるように、他の野菜も一般的に流通している部分以外も食べられるはず。せっかく作った野菜です、市場のニーズで決められた部分だけでなく、余すことなく食べる方法や継続して育てられる様な利用の方法があるはず。

Zund耕園のお二人は、日々様々なことを実験している農業の開拓者でした。


ライター

小田 千夏子
2011年、動物園動物も診察する市内の動物病院にて獣医師として勤務するために移住。風と土の交藝や湖地考知プロジェクトなどのアート、食育イベントの運営委員も務める。カメラは無印良品ローカルニッポンへのブログをきっかけにスタートするが、シェアハウス仲間と作る田んぼ、お味噌、しめ縄作りや、今年から始めた猟の記録としても大活躍!!

カメラマン

高村 洋司
1965年生まれの50歳。 成人式の当日は他人の振り袖撮影助手していた・・と書くとその道30年以上のベテランみたいになるのですが3年ほどは写真と関係のない仕事をしていたこともあります。結局戻ってしまい現在に至ります。今住んでいるマキノの家は2006年頃から手を付け始め、住めるようになったのは3年程前。大工仕事やメカニックが本業だと思われているフシもありますが違いますのであしからず。

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