the eating & lives in TAKASHIMA

第33話 ジェラートとコーヒー
~マキノの果実と世界のコーヒーが出会った①〜
【 新旭 】

栗拾いを楽しむ園児たち
栗拾いを楽しむ園児たち
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  • マキノピックランド3つの?
  • 1.マキノピックランドって何?
  • 2.ピックランドの主役は何?
  • 3.ピックランドの日常の裏側って?
延々と続くメタセコイアの並木
延々と続くメタセコイアの並木
イガが割れて中が見えている栗
イガが割れて中が見えている栗
小さな林檎の花をポンポン受粉作業
小さな林檎の花をポンポン受粉作業
木に実る真っ赤な林檎
木に実る真っ赤な林檎

1、マキノピックランドって何?

高島市マキノ地区の山側に、春夏秋冬の移ろいを楽しむ人たちで賑わうメタセコイアの並木道がある。特に新緑と木漏れ日の美しい春と、紅葉の秋は人を惹きつけるようだ。
だけどわたしは葉を落とし、幹と枝だけになったメタセコイアに雪が積って、すべてが真っ白で静寂の流れる並木道が好きだ。
実は、その並木の両サイドに広がる果樹園が「マキノピックランド」なのだ。名前に使われている”ピック”は、ピクニックとピックアップ(果実をとる)の2つの意味があるらしい。楽しみながら果実をとる園ってことかな。
果樹園には、栗やブドウ、ブルーベリー、林檎、さくらんぼなど、いろんな種類と品種が植えられている。特に栗、ブドウ、林檎が人気で、若者にはサクランボも人気らしい。
それぞれ苗から植えられるので、まだ生育中の小さな木の果樹園は収穫体験には使われず、採れた果実は店頭で販売されたり、ジェラートに加工されたりする。そうやって何年もかけて大きく育て、たくさん実る果樹になって初めて収穫体験ができるようになるのだ。しかも、この果樹のお手入れって、びっくりするほどの技術と手間がかかっている。この手入れについては後ほどご紹介。
その他、マキノピックランドには果樹園の果物を使ったジェラートや、地元野菜の販売コーナー、レストラン、定期的なマルシェなど、楽しめる要素が盛りだくさん。支配人の桂田さんは、これからに向けまだまだ仕掛けを考えられている♪少しだけその構想を聞かせていただくことに、待ち遠しいな~

2、ピックランドの主役は何?

マキノピックランドの果樹園には、栗やブドウ、ブルーベリー、林檎、さくらんぼなど、いろんな種類と品種が植えられている。
中でも主役は栗!
芋栗南京の栗♪
開園当初から植えられている栗が一番人気なようで、年間10,000人の方が栗拾いで楽しまれているって、すごい!みなさん秋を楽しみにされてるのだろうな~♪
栗は店頭にもたくさん並ぶし、シーズン中は栗拾いも毎日たくさんの人たちで賑わう。長い期間みなさんに楽しんでいただくために、早く実のなる木や、秋後半にたくさん実る木など、いろんな品種の栗が植えられている。
ピックランドさんがそうやって何年もかけて大きくし、たくさん実るように育てられた栗林の中では毎年恒例の園児たちの栗拾いも行われる。トゲトゲイガのある栗を園児たちが「大きいの見つけた!」など大喜びでとても楽しそうに拾っている。
ほとんどの保育園や小学校では手のかかる果樹は植えられていないので、こうやって収穫体験することでスーパーで売られている果実がどうやって実っているのかを体験させることも目的のうちの一つだそう。本だけでは得られないものを、こうやって実際に体験することで得ているのだ。
さてさて、こうやってわたしたちは果樹園にパッと来て、パッと楽しませてもらっているけど、その背景には長い年月と、とてつもない手間がかかっている。なんだか、ありがたいな~

3、ピックランドの日常の裏側って?

賑わう果樹園の裏側で、スタッフによる早朝からの手入れが行われている。しかも、そのタイミングや作業の細かさったら!老眼にはつらい細かな仕事もあるようだ。
わたしは植物が大好きなので、桂田さんの説明を食い入るように聞かせていただいた。
例えばブドウ。
特にブドウは手間がかかるそうです。ブドウの房がまだ5センチほどの小さな時に、先の尖った鋭いハサミを使って摘粒(てきりゅう)する。それは粒の大きさ1~2ミリ程度だろうか、粒の数を整えることでキレイな形の房に育つのだそう。
しかもブドウはどんどん成長するので、この作業ができる期間は10日ほどしかないから10人程で一気に作業!そして摘粒後は、摘果や袋掛けの作業など果てしない仕事が待っているのだ。
その他、確実に実らせるために受粉もされている。小さな実がたくさん実る400本あるサクランボも例外ではない。想像するだけで気が遠くなるが、花の咲いてる期間に一気に受粉作業をしなければならない。待った無しの現場だ。
そして雪におおわれる12~3月は剪定をして、春になったら肥料や枯木の植え替え、春からは草刈りや害虫駆除に追われる。
秋の果実の実りをいただくための果てしないてまひま。
美味しい果実をいただいているその裏側では、本当にたくさんの作業がこなされている。スタッフの皆さま、ありがとうございます!


ライター

河村 奈美
一面に広がる草原や田んぼ、その抜け感に感動して2014年に単身移住。
現在は高島の事業者に関わりながら地域の雇用促進事業に従事し、セミナー企画運営を担当している。
その他、心もカラダも軽くなれる暮らし方や発酵料理を探求しながら新たな道を模索中である。
(安曇川町在住)高島地域雇用創造協議会

カメラマン

写真提供:観光農園マキノピックランド

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