the eating & lives in TAKASHIMA

第33話 ジェラートとコーヒー
~マキノの果実と世界のコーヒーが出会った③〜
【 新旭 】

カッコ良すぎる店主の山根さん
カッコ良すぎる店主の山根さん
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  • 究極のコーヒーとアレンジ3つの洗練
  • 1.コーヒー専門店のカッコよすぎるオーナー
  • 2.林檎ジェラートとのコラボレーション
  • 3.マロンジェラートとのマリアージュ
やわらかなコーヒーゼリーに浮かぶ林檎のジェラート
やわらかなコーヒーゼリーに浮かぶ林檎のジェラート
マロンジェラートに注がれるエスプレッソでアフォガード
マロンジェラートに注がれるエスプレッソでアフォガード
極上の豆を挽きジェラートが大人スイーツに
極上の豆を挽きジェラートが大人スイーツに
ピックランドの桂田さんとしばし語り合う
ピックランドの桂田さんとしばし語り合う

1、コーヒー専門店のカッコよすぎるオーナー

田畑の広がる新旭地区、鮎などの湖魚を扱う料理店の裏に、バーのようなカッコよすぎるコーヒー専門店ひっそりと佇んでいる。表通りにはシンプルな店の看板がさりげなく置かれている。看板には「COFFEE WORKS PLUS」の文字が。
カウンターに着くと
「コロンビア、ガテマラ、インドネシア、ケニアどれにしましょう」
渋すぎるオーナーの山根さん。厳しさと優しさを合わせ持った ザ・職人。
何がどう違うのか?それぞれの豆の特徴を山根さんに説明してもらった。豆の生産地の現状から豆の品質など、山根さんがリアルに現場に赴いた時の知識や体験、感覚の深さに驚きながら、“重たい大地の味わい”と表現されたインドネシアを注文。
豆をゴリゴリ、ウィーンと砕き。
ポコポコ沸騰しているお湯がそそがれ。
シュッと山根さんが味見をされ。
静かにカップに注がれる。
心地よく響く音の中、山根さんの所作の美しさにも見惚れながら、コーヒーを待つ時間を楽しんだ。
そうそう、小さな焙煎機で少量ずつ焙煎し焙煎後一週間以上経った豆は売らないこだわり。更に店舗の内装も山根さんが設計されていて、店舗をゼロから立ち上げることもできる。そう、店舗設計や品質管理のプロでもあるのだ。
流石にそのこだわりと表現力は、この高島で際立つ。
ま、何はともあれ!こんな田舎で本物のコーヒーが飲めるなんて!!感動である。
今は週末のみのOpenだけど、お店の入り口にはコーヒー豆のオリジナル自動販売機が置かれているのでいつでも購入できる。これはありがたい!

2、林檎ジェラートとのコラボレーション

さてさて、ピックランドのジェラートとのコラボレーションという課題を託された山根さん。
先ずは林檎のジェラート
フジ系の柔らかい酸味の林檎を使ったこのジェラートは、ミルク感は少なくサッパリとしているので、幅広い年齢層に人気だ。
山根さんは、綺麗な酸味のコロンビア豆を選択された。林檎の酸味とコロンビアの繊細な酸味、酸味と酸味のコラボレーションである。
甘さを抑えたプルンプルンなコーヒーゼリーの上に、白くて綺麗な林檎のジェラートが浮かぶ。
林檎のあっさりと爽やかな酸味と甘味と、浅く炒って苦みを抑えたコーヒーが、絶妙なバランスで組み合わされた。林檎のジェラート単体で食べるよりも林檎感が引き立てられている。ゼリーも柔らかくツルンとしていて舌触りが心地良い。
これは美味しい~!
しかもクオリティー高い!

3、マロンジェラートとのマリアージュ

お次はマロンジェラートだ
たっぷりと栗の入ったこのジェラートは、モンブランのような濃厚さとミルク感があって、これは女性(わたしも)は大好きな味。
このマロンジェラートには、栗っぽい濃厚さとパンチを持つナチュラル精製のブラジル豆が選ばれた。この豆をエスプレッソ用に挽いて、イタリアの家庭の味、マキネッタでエスプレッソを抽出する。
そもそもエスプレッソは硬水の地域で美味しく抽出するために開発された方法である。それを日本の軟水で同じ淹れ方をしてしまうとコーヒーの角がでてきてしまうため、いかにまろやかに抽出するかが重要になるらしい。
はい、お待たせしました!
カップで待ってるマロンジェラートに、濃厚なエスプレッソが注がれた。「アフォガード」の完成である。
濃厚なマロンジェラートと、挽きたてで香り高いこれまた濃厚なコーヒーが最高に合う!めちゃめちゃ美味しいぞ!これ常時販売してくれないかな。
ノッチェッロというイタリア産の胡桃とヘーゼルナッツのリキュールを数滴滴らせると、また新しい世界が広がる。
更におまけで、マロンジェラートにブラジル豆のパウダーをパラパラかけくれた。
コーヒー豆は全てスペシャリティーコーヒーを使用し、(スペシャリティーコーヒーは日本のコーヒー豆の流通量のわずか8%)トレーサビリティーを明確にし生産者と継続可能な取引された豆を出来る限り使われている。
うわ~!これはまた大人なスイーツ!同じ材料でありながら、コーヒーの話しを聞きながらこの変化を味わえるのは実に面白い。これは大人の遊びである。
いや~、楽しい取材でありました♪このような機会をありがとうございます。


ライター

河村 奈美
一面に広がる草原や田んぼ、その抜け感に感動して2014年に単身移住。
現在は高島の事業者に関わりながら地域の雇用促進事業に従事し、セミナー企画運営を担当している。
その他、心もカラダも軽くなれる暮らし方や発酵料理を探求しながら新たな道を模索中である。
(安曇川町在住)高島地域雇用創造協議会

カメラマン

高村 洋司
1965年生まれの50歳。 成人式の当日は他人の振り袖撮影助手していた・・と書くとその道30年以上のベテランみたいになるのですが3年ほどは写真と関係のない仕事をしていたこともあります。結局戻ってしまい現在に至ります。今住んでいるマキノの家は2006年頃から手を付け始め、住めるようになったのは3年程前。大工仕事やメカニックが本業だと思われているフシもありますが違いますのであしからず。

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