「クレジットカード現金化をしたいけどどんなリスクがあるんだろう」
「クレジットカード現金化ってリスクがあるよね?」
「クレジットカード現金化の具体的なリスクについて知りたい」
このようにクレジットカード現金化のリスクについて知りたい方は多いと思います。
この記事ではクレジットカード現金化について10時間以上調べ上げた筆者が
・クレジットカード現金化の具体的なリスク
・クレジットカード現金化の犯罪に問われやすいケース
・クレジットカード現金のリスクを低くする方法
等について徹底解説します。
この記事を読めば、クレジットカード現金化のリスクを抑える方法がわかります。
ぜひ、最後までご覧ください。
クレジットカード現金化は違法なのか?違法ではないが規約違反である
「換金目的でカードを利用することは、「クレジットカード会員規約」に違反する行為で、カードの利用ができなくなったり、結局は自分の債務を増やすことになります。また、犯罪や思わぬトラブルに巻き込まれるケースもあります。
クレジットカードの現金化は違法ではありません。明確に「違法である」と言えない理由として、
「クレジットカードで商品を購入したけど、やっぱりいらなくなったから売っただけ」
「キャッシュバックを受けただけ」
と言うこともできるからです。
故意にクレジットカード現金化をした場合と、やっぱり不要になったから売って現金化になってしまった場合の線引きは明確にできません。
また、クレジットカードの現金化は違法性はありませんが、クレジットカード会社の規約違反になります。クレジットカード会社の規約でショッピング枠で現金化をすることは禁止されているからです。
そういった理由もあり、クレジットカード現金化は極力しないようにしましょう。
クレジットカード現金化の違法性についてはこちらの記事で詳細に説明していますので、ぜひご覧ください。
クレジットカード現金化のリスク6選
1.金銭的には損をしている
クレジットカードを現金化すると金銭的には必ず損をします。クレジットカードの支払いをして、その支払い分満額の現金で受け取れるわけでなく、手数料や利子等で必ず引かれるからです。
平均で支払い分の80〜90%の割合で換金ができます。
したがってクレジットカード現金化をすると、金銭的には必ず損をしますので事前にご注意しておきましょう。
2.クレジットカードの退会処分になる可能性がある
クレジットカードを現金化すると最悪の場合、強制退会処分になる可能性があります。
規約で「換金目的等の不適切なクレジットカードの利用があったときに会員資格の喪失等の処分ができる」と決まっているからです。
リスクが大きいのでクレジットカード現金化をするのはやめましょう。
3.クレジットカードやローンの審査に影響が出る
クレジットカード現金化を行ったことがカード会社にバレると、信用情報機関にブラックリストとして掲載されます。
カード会社は個人信用情報機関に延滞や踏み倒し等のトラブルが無いかチェックするからです。
そこで過去にクレジットカード現金化等のトラブルがあるとほぼ確実に審査に落ちてしまいます。
クレジットカード現金化にはブラックリストに乗るリスクもあります。
4.自己破産や任意整理ができなくなる
また、クレジットカードの現金化は、破産法252条1項2号の「不利益な条件で債務を負担したり、信用取引によって商品を購入し著しく不利益な条件で処分した場合」に当たり、免責不許可事由となる可能性があります。
クレジットカード現金化をすると自己破産と任意整理ができなくなります。
自己破産とは「裁判所に破産申立をして全ての借金を0にする」という手続きです。しかし、裁判所の破産が認められるケースの中にクレジットカード現金化は含まれていません。
任意整理とはクレジットカード会社等の債権者と直接交渉する手続きです。したがって、自社のクレジットカードで規約を破り現金化をしていると信頼されず、任意整理ができなくなってしまいます。
こういった自己破産や任意整理ができなくなってしまうリスクもあるのです。
5.詐欺や犯罪に巻き込まれる可能性がある
クレジットカード現金化業者には悪質な業者も存在します。そのような業者で現金化をしてしまった場合、気付かぬうちに犯罪や詐欺に加担してしまっている可能性もあるでしょう。
大きなトラブルに巻き込まれ無いためにも注意が必要です。
6.個人情報を不正に使用・流出されるリスクがある
クレジットカード現金化をすると、個人情報を不正に使用・流出されるリスクがあります。
クレジットカード現金化業者が適切に個人情報を扱っているとは限らないからです。特に悪質な業者ならなおさらです。
こういったリスクがあるためクレジットカード現金化は非推奨となっています。
クレジットカード現金化はなぜバレるのか?バレやすいケース4選
クレジットカード現金化はバレやすいケースがあります。特にバレやすいケースが以下の4選です。この4選には日頃から注意し、あなた自身が当事者にならないように心がけましょう。
1.キャッシング枠を使い切っている場合
クレジットカード現金化でキャッシング枠を使い切っている人は現金化がバレやすいです。カード会社はキャッシング枠を使い切っている人のクレジットカードの使用状況を厳しく監視しているからです。
ほとんどの方はキャッシング枠を使い切っているにもかかわらず、ショッピング枠でさらに買い物をしようとは思いません。
したがって、キャッシング枠を使い切っている場合は、クレジットカードの使用を控えましょう。
2.換金率か高い商品を購入している場合
換金率の高い商品を多く購入しているケースもクレジットカード会社に特に監視されます。換金できる商品をクレジットカードで購入し、現金に変えるユーザーも多いからです。
特に監視されやすいのが、ブランド品や新幹線の回数券、金券などです。
こういった商品は監視の対象になりますので、積極的なクレジットカードでの購入は控えましょう。
3.支払いの滞納が多い場合
支払いの滞納が多い方がクレジットカード現金化をするとバレやすいです。クレジットカードの支払いの滞納が多い方は、日常的に使用状況をよく監視されているからです。
滞納が多い分も含めて、普段より強いペナルティを課せられる可能性もありますので日頃からクレジットカードの支払いを滞納しないようにしましょう。
4.急にクレジットカードのショッピング枠の上限まで使い切った場合
突然、クレジットカードのショッピング枠を上限まで使い切った場合もリスクがあります。理由としてはキャッシング枠ではなく、ショッピング枠で現金化をするのではないかと疑われるからです。
急に大金が必要になった場合を除き、クレジットカードで大量のお金を出費することはしないようにしましょう。
クレジットカード現金化のリスクの低いやり方3選
クレジットカード現金化は違法に近い行為で行うべきではありませんが、もし現金化するなら次のやり方で現金化をしましょう。下記のやり方は金融庁から認められている合法的なやり方等になるからです。
以下の現金化の仕方はリスクを低く抑えることができるので、どうしても現金化する場合にはおすすめです。
1.クレジットカードのキャッシング枠
クレジットカードのキャッシング枠で問題なく現金を入手することができます。キャッシング枠はもともと現金を借り入れできる制度だからです。
キャッシング枠で現金を借りる手続きをし、最短即日で現金を入手することができます。
金利は10%を超えるものが多く、決して低金利とは言えませんが数十万円程度のお金はキャッシング枠で入手することができます。安全で合法的なやり方ですのでおすすめです。
2.カードローン
現金が今すぐ必要な方はカードローンを利用する方法もあります。カードローンでは数百万円の大きなお金を借りることもできます。
さらに、カードローンはクレジットカードのキャッシング枠よりも金利が低いため大金が必要な方にはお勧めです。
3.自分で現金化業者を利用しクレジットカード現金化する
信販系ギフト券
自分で現金化業者を利用してクレジットカードを現金化する場合、1番お勧めなのは信販系ギフト券で現金化をすることです。理由は信販系ギフト券は特に換金率が高く基本的に95%以上で換金ができます。
デメリットとしては使えるクレジットカードが限られている点があります。
使えるクレジットカードと購入できる信販系ギフト券の種類は以下のとおりになります。
使えるクレジットカード
購入できる信販系ギフト券
JCBカード
ライフカード
JCBギフトカード
三井三友VISAカード
三井住友MasterCard
VJAギフトカード
アメリカン・エクスプレスカード
百貨店ギフトカード
DCカード
MUFGカード
NICOSカード
三菱UFJニコスギフトカード
これら以外のクレジットカードで信販系ギフト券を入手することはできません。
したがって、メジャーな楽天カードやイオンカードでは換金できませんので注意してください。
切手・レターパック
次に、おすすめなのが切手やレターパックです。郵便局では基本的にどのクレジットカードでも切手とレターパックは購入でき、現金化できるからです。
しかし、切手とレターパックは換金率が平均80%前後と信販系ギフト券より低いです。
あなた自身で自分にとって何がいいのか検討しましょう。
電子ギフト券
他にAmazonギフト券やAppleギフトカードといった電子ギフト券でクレジットカード現金化をするといった手法もあります。
早くて30分〜1時間程度であなたの口座に現金が入金されます。電子ギフト券の換金率は80〜90%程度ですが、買取サイトや時期によって異なりますので電子ギフト券を購入する前に確認をしておきましょう。
電子機器
iPhone等のApple製品やNintendo Switch・PlayStation等のゲーム機器も比較的高い割合で換金できます。さらにこういった電子機器はクレジットカード現金化を疑われにくいです。
しかし、「時期によって換金率が安定しない」、「連続で購入すると現金化を疑われる」等のリスクもありますので十分注意しながら購入しましょう。
クレジットカード現金化と違法性についてのQ&A5選
1.クレジットカードの「現金化をしないほうがいい」「現金化をしたら後悔する」という理由は何ですか?
クレジットカード現金化は違法ではありませんが、カード会社の規約違反になります。規約にはショッピング枠で現金を入手することを認めていないからです。
そのためクレジットカードの強制解約や利用停止などの処分が下される可能性があります。
ペナルティが課せられれば、その後のクレジットカードやローンの審査に悪影響が出ます。
2.クレジットカード現金化は罪に問われますか?
クレジットカード現金化は明確に違法とは言えないため罪に問われる可能性は低いです。
実際に現金化によりクレジットカード利用者が逮捕されたケースは過去にありません。
しかし、現金化によりカード会社からペナルティが課せられる可能性がありますので、現金化はしないようにしましょう。
3.クレジットカード現金化はどのような罪に問われるのでしょうか?
クレジットカードを現金化すること自体は罪にはなりません。
しかし、現金化によりカード会社からペナルティが課せられる可能性がありますので、現金化はしないようにしましょう。
4.何故ショッピング枠でクレジットカード現金化は禁止されているのですか?
クレジットカードのショッピング枠はもともと、現金化をするために定められていないからです。
キャッシング枠は審査をし「この金額なら返済できるだろう」という上限が設定されていますが、ショッピング枠は現金化するための審査がされておらず、上限がキャッシング枠より高く設定されています。
そのためショッピング枠でユーザーが現金化をすると返済が不可能になる可能性があるため、ショッピング枠での現金化が禁止されています。
5.クレジットカード現金化のリスクを教えてください
クレジットカード現金化には主に以下の5点のリスクがあります。
1.金銭的には損をしている
2.クレジットカードの退会処分になる可能性がある
3.クレジットカードやローンの審査に影響が出る
4.自己破産ができなくなる
5.犯罪や詐欺に遭う可能性がある
この5点以外にもクレジットカード現金化にはリスクがありますので、極力現金化はしないようにしましょう。
まとめ
クレジットカード現金化のリスクについて理解していただけましたでしょうか。
現金化は必ず金銭的に損をしますし、クレジットカードの利用停止や個人情報の不正利用等に巻き込まれるリスクがあります。
したがってクレジットカード現金化は極力しないようにしましょう。どうしてもクレジットカード現金化をする場合は、キャッシング枠やカードローンを使用するなどリスクを抑えて手続きをしましょう。
参考 TOPクレカ
参考 さくら北総法律事務所
参考 日本クレジット協会