the eating & lives in TAKASHIMA

第2話 集落のおもてなし
ー仲良し3人娘の郷土料理ー
【 安曇川・中野 】

敏子さんから今日のお料理の説明
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  • 中野区の3つの魅力
  • 1. “よそ者”を受入れ、仲良くなる
  • 2. 老いも若きもひとつ屋根の下に暮らす
  • 3. 冷たくておいしい「秋葉の湧き水」
柿とカブラのなます
柿とカブラのなます
ゴボウの煮物
ゴボウの煮物
蕗とニシンと筍の煮物
蕗とニシンと筍の煮物
壬生菜の塩漬け
壬生菜の塩漬け

薪ストーブの炎と薪ボイラーの床暖房で暖かくなった「風結い」に、馴染みの人も初めての人も、様々な顔ぶれが集いました。広間から土間につながる食卓には、若者たちに交じって3人のお母さん方もお鍋を囲み、賑やかな宴が始まりました。

3人が心をこめて作ってくださった、宴を彩る郷土料理。いく品かの作り方を教えてもらいました。

【 柿とカブラのなます 】
[ 1 ]
カブラをイチョウ切りにして塩を振る
[ 2 ]
柿もイチョウ切りにする
[ 3 ]
カブラと柿をあえて、米酢で味付けする

高島市今津産の富有柿と敏子さんのカブラで久子さんが作りました。
柿とカブラの爽やかなサラダ風。

【 ゴボウの煮物 】
[ 1 ]
ゴボウを乱切りし、圧力鍋で5分程度やわらかくなるまで茹でる
[ 2 ]
茹であがったゴボウを別の鍋に移し、砂糖と醤油の味付けで煮る
[ 3 ]
ゴボウに味が染みたら、ゴマ油を少々たらす
[ 4 ]
最後に煎りゴマとあえて、できあがり

久子さんのゴボウで笑子さんが作りました。
太いゴボウのやわらかさに感激。

【 蕗とニシンと筍の煮物 】
[ 1 ]
蕗は春に採って、塩押ししておいたものを使う
[ 2 ]
筍は春に採って、塩と酢に漬けておいたものを使う
[ 3 ]
蕗と筍は塩を抜くために半日ほど水に漬ける(1~2回水を換える)(けだし)
[ 4 ]
けだしした蕗と筍とニシン(身欠き鰊)を一緒にさっと茹でて、煮汁を捨てる
[ 5 ]
蕗、筍、ニシンを鍋に戻し、水、昆布だし、醤油を加えて中火で炊く
[ 6 ]
薄味でしっとりと味が染みたら、できあがり

敏子さんが採って保存しておいた蕗と筍を使い、みんなで作りました。
保存食3品を炊き合わせた滋味あふれる味わい。

【 壬生菜の塩漬け 】
[ 1 ]
洗った壬生菜は切らずに長いまま、塩と赤トウガラシに漬ける
[ 2 ]
2~3日後から食べられる、食べる時に小さく刻む

敏子さんのつくりおき料理。
炊きたてのご飯にたっぷりかけて。

中野には地域外から来る“よそ者”もあたたかく受入れてくれる人が多く、この数年間で4組の家族が移住し、8人の子どもたちが加わりました。移住した人たちは地元の人たちと一緒に、消防団活動や里山整備に精を出し、集落を守る担い手となっています。また、祖父母と同居する家族が多いのも中野の特徴だとか。世代を超えてひとつ屋根の下に暮らす、仲良し家族が多いそうです。

もうひとつ、みんなが口にする中野の魅力。それは集落内に湧き出る「秋葉の湧き水」です。年間を通して12~13℃の水温を保つ冷やかな水は、人々の暮らしや食文化を支えてきました。
野山の恵みと清らかな水によって生み出されるおいしい「食」は、古来より人との「縁」をつないできたと言えるかもしれません。今日もここには世代や地域を越えて、様々な活気ある人々が集い、未来への夢や挑戦が語られています。


ライター

西川 唱子
2008年、琵琶湖の対岸の彦根市より縁あって高島市に移住。「NPO法人結びめ」にて滋賀県・高島市への移住促進や、集落振興などの業務に携わる。現在は“たかしまの未来を創るシゴトおこしプロジェクト”を推進する「高島地域雇用創造協議会」と「結びめ」を兼務。高島で出会う人や文化の魅力を多くの人に伝え、繋げるために、大好きなデザインや文章で表現したいと考えています。(安曇川町在住)

カメラマン

高村 洋司
1965年生まれの50歳。 成人式の当日は他人の振り袖撮影助手していた・・と書くとその道30年以上のベテランみたいになるのですが3年ほどは写真と関係のない仕事をしていたこともあります。結局戻ってしまい現在に至ります。今住んでいるマキノの家は2006年頃から手を付け始め、住めるようになったのは3年程前。大工仕事やメカニックが本業だと思われているフシもありますが違いますのであしからず。

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