- 深清水の柿が魅力的な3つのワケ
- 1. 手入れの行き届いた広大な柿畑
- 2. 品種の多さ
- 3. 次世代を担う優秀な生産者がいること




11月某日、湖北バイパスを北に走っていると、東側の眼下一面に真っ赤に染まった木々があらわれました。
「ようこそ、柿の里高島へ。」この看板を見つけ、初めてそれが柿畑だということを知りました。
今津町の北に位置するここ深清水では、柿の収穫が盛んに行われています。毎年秋になると柿は少しずつ色づき始め、赤、黄、緑の鮮やかなグラデーションを目にすることができます。一説には「赤木」がなまって「かき」という名になったという説があるのだとか。
畑に降り立った景色は、また大きく印象を変えました。
私たちの知る背の高い柿の木とは異なり、人2人分ほどの背の低い木が見渡す限り整列しています。その様子はヨーロッパで見たオリーブ畑を彷彿とさせるものがありました。
「これでも長いものやと樹齢100年にもなるんです。」
そう語る柿農家の岡本真一さんは、弱冠31歳。この地域の柿生産者としては抜きん出て若い生産者さんです。
戦後から続く柿農家の3代目になるのだそう。
柿農家が集まる「明日の今津を考える会」では、「真ちゃん」という愛称で呼ばれていました。
ひとくくりに「柿」と言っても、様々な形や色のものがあり、「この地域だけでも、代表的な富有柿をはじめ旬の異なる様々な柿を栽培しています。」そういって岡本義治さんに、見せていただいた表には、ずらり10種以上の収穫期が書かれていました。
柿にそんな種類があるとは驚きでした。
しかもそれぞれ風味や食感、食べ方も異なります。
「太秋っていう柿はまるでナシみたいなので、きっとこれまでの柿のイメージが変わるのではないかと思います。もっと色んな人に今津の柿を知ってもらいたいから、最近では柿のドライフルーツなんかも試しに作ってみたりしました。」
深清水の柿を広めるため、日々新たな挑戦を続ける岡本さん。
今津の柿の未来を支えて行こうという思いが伝わって来ました。
ライター

- 1994年生まれ。 滋賀県出身。京都造形芸術大学情報デザイン学科情報デザインコース在籍。 学生をする傍ら、 個人でイラストレーター、 グラフィックデザイナーとして活動する。 2015年3月より、 フリーペーパーの編集長の経験を活かし京都にフリーペーパー専門店をオープン。また現在、今津柿のブランディングデザインを手がけている。
カメラマン

- 今津に住んで46年、カメラ歴約20年。15年前に自動車タイヤ部品販売会社を退職してからは湖西フォトクラブ会員となり風景やネイチャー写真を撮り歩いています。今津山上会(高島トレイル・近江坂古道整備)、今津ガイド勉強会(街中案内)、ヴォーリズ今津郵便局の会等のボランティア活動もしています。(今津町在住)

- 1994年生まれ。 滋賀県出身。京都造形芸術大学情報デザイン学科情報デザインコース在籍。 学生をする傍ら、 個人でイラストレーター、 グラフィックデザイナーとして活動する。 2015年3月より、 フリーペーパーの編集長の経験を活かし京都にフリーペーパー専門店をオープン。また現在、今津柿のブランディングデザインを手がけている。
すごく素敵な空気が漂っていますね〜。
高島是非行ってみたいです!
個人的に柿はそこまで好きな果物では無いのですが、梨は大好きです。
まるで梨みたいな「太秋」気になるーっ!
倉内さん
コメント有難うございます!自分も太秋には驚きました。そして秋は柿の圃場が美しいのです。
こちらの人は昔から見続けている風景ですが、ヨソモノには新鮮に映るものばかりです!
全てのシーズン美しいので是非お越しください。